ぜひ、最後まで、ご覧いただけると幸いです。
目次
デジタルトランスフォーメーションとは?

簡単にわかるデジタルトランスフォーメーション

僕の携帯電話、ガラケーっていうの?20年ぐらい使ってるんだけど、最近すぐに電池が切れたりで調子が悪いんだよね~

え、20年も!?っていうか、今時スマホじゃないの?そろそろスマホ買ったら?

なんかスマホって難しそうだし、お金かかるし、電話とメールが使えるなら、修理しつつもこのままガラケーでよくない?


そもそもなんでDXと呼ぶの?
Digital Transformationの頭文字を取ると「DT」となりますが、プログラミング用語でもDTという言葉があり、被ってしまいます。
そこで、TransformationのTransには「交差する」という意味があるため、交差を1文字で表すアルファベットの「X」が用いられ、DXと表記されます。
経済産業省のデジタルトランスフォーメーション
経済産業省はデジタルトランスフォーメーションに関する研究会を設置し、企業のDXを推進しています。
中でも、経済産業省の挙げている課題の1つが、「2025年の崖問題」です。
2025年の崖とは、先ほど例に挙げた「ガラケーからスマホへ移行する」のような大きな変化を2025年までに達成できないとヤバイぞ!ということを表した問題です。
日本には、銀行や政府のシステムなど、20年・30年と続いている重要なシステムがあります。
もし、これらのシステムが動かなくなったらどうなるでしょう?
そのときの損失は年間最大12兆円程度と言われています。
すでに、IT業界では、人材の不足や古いシステムの保守期限切れといった問題が発生していることは事実です。
ということは、これら古いシステムをなんとかして新しいシステムに更新しないといけないわけです(そこが簡単にいかないところでもありますが笑)。
以上から、「2025年の崖問題」は日本政府としても本気で取り組まなければいけない問題、ということですね。
デジタルトランスフォーメーションでは、どんな技術が使われるの?

デジタルトランスフォーメーションしないとヤバイってわかったけど。。。
でも、具体的にどうすればいいの?
さて、ここまでは、一般的なデジタルトランスフォーメーションの概要についてお話してきました。
ここからは、ITエンジニアとして仕事をする上で、どうすればデジタルトランスフォーメーションを実現できるか、技術的な例を1つ紹介します!
古いシステムから新しいシステムへ移行したいときに課題となるのが、「まず、データがバラバラだよね」というお話です。
たとえば、自分の持っている貯金金額を知りたいときに皆さんはどうしますか?
全銀行の通帳と、クレジットカードを使った時のレシートを全部見比べて計算しますか?
今では、MoneyForwardやMoneyTreeといった、自分のもつ銀行口座・クレジットカードの決済情報を1つの画面で管理できるソフトがあります。
このようにバラバラなデータを統合することで、一気に便利になります。
「お、今月はあとこれぐらいお金が使える!じゃあ株でも買おうかな!」と、お金を使う判断も早くなりますよね。
これと同じようなことが企業でもいえます。企業では、すでに各システムごとにデータが蓄積されています。しかし、各システムのデータは個別に設計、管理されているため、新しいシステムに引っ越すこともできず、他のデータと組みあわせてなにかに利用できないかな?と考えることも困難でした。
そのようなときに活躍するサービスがiPaaSです。
iPaaS
iPaaSは、(Integration Platform As A Service)の略で、「サービスとしての連携プラットフォーム」を指します。
簡単に言うと、オンプレミス(手元にあるパソコンなどのデバイス)のデータとクラウド上のデータを簡単に連携できるプラットフォームがiPaaSです。
iPaaSが使われている身近な例には、Google Maps APIがあります。
近年の企業のホームページを見ると、企業の所在地には、手書きやイラストで所在地が描かれていることはほとんどありません。
だいたいの場合、ページにGoogle Maps APIが埋め込まれていることでしょう。
このGoogle Maps APIがあれば、自前で地図を用意しなくても、Googleがクラウド上で持っている地図データを持ってきて、自分のホームページで使うことができます。
このような例で見ると、iPaaSが連携・移行といった課題を解決する上でとても便利なもの、ということが実感できるかと思います!
デジタルトランスフォーメーションでは、このiPaaSをどう活用してデータ移行を達成するかが重要になります。
その他のデジタルトランスフォーメーション
このようなデータの大規模な移行と運用では、クラウドの活用が欠かせないものとなっています。
私は本業でクラウドエンジニアとして仕事しており、年々デジタルトランスフォーメーションに伴うクラウド利用の相談が増えていることを感じています。
クラウドについては、別記事でまとめていますので、ぜひ、ご覧いただけると幸いです!
クラウドエンジニアの仕事内容とは?エンジニア未経験でも始められるの?
未経験からクラウドエンジニアに転職する4ステップについて、現役クラウドエンジニアが解説!
ITエンジニアを目指してみませんか?
IT人材が不足していることも、デジタルトランスフォーメーションがうまく進まない要因でもあります。
とは言っても、ITの専門的な仕事って自分のような素人には無理じゃないの?
そのように考える方も多いかもしれませんが、ITの仕事をする上で必要な知識・技術を無料で教えてくれる場所が存在します。
さらに、そこでは正社員としてITの仕事ができるよう、無料で会社を紹介してくれるサービスも展開しています。
ITエンジニアを目指す上で活用したい無料のエンジニアスクールにエンジニアカレッジがあります。
IT業界未経験からITエンジニアを目指すのは難しいと思われるかもしれませんが、エンジニアカレッジでは、無料で、未経験から数ヶ月の学習でITの現場に配属されることを目的とした、充実した学習コンテンツが用意されています。
就職率は96.2%を誇り、無料とは思えない研修と就職支援の充実ぶりが人気のサービスとなっています。
エンジニア職に興味が湧いてきた方は、是非無料相談をしてみましょう!
おわりに
以上、デジタルトランスフォーメーションの簡単な解説でした。
デジタルトランスフォーメーションは日本としての課題でもあり、具体的には、データを新しいシステムに移行するにはどうすればいいかを考えることが必要となります。
IT人材が不足している中であり、2025年の崖が差し迫っている状況なので、IT未経験者もこの流れに参加し、一気に成長できるチャンスだと思います。
この記事をきっかけに、ぜひ、少しでも多くの方がITに興味を持っていただけると幸いです!
私は自分と同じように生きづらいと感じる方・打たれ弱いと感じる方・人から言われたことを気にしてしまう方へ向け、ITエンジニアの視点で、よりよい生活をするために役立つ情報の発信を心掛けています。
このように敏感・繊細に感じやすい気質がHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれるものです。
HSPについてもっと知りたい方、IT業界に興味がある方は、ぜひ他の記事もご覧いただければ幸いです。
コメント