こんにちは。人生3回の正社員退職交渉を経験した、ITエンジニアのあれすけです。
どうしても退職・転職せざるを得ない状況になりがちなのが、冒険好きな繊細気質の現れでもあります。

次々と新しくやりたいことが出てくるんだから仕方ないよね~
(反省の色なし)
ただ、何度も退職・転職を経験しても、そのことを上司に伝えるときには、ものすごい勇気と覚悟が必要と感じています。

上司との退職交渉…ひいぃ…
できれば避けたい道ですよね~
どうしても上司に伝えるのが怖くて嫌だったので、私は、巷で噂の「退職代行サービス」を利用しようとしたことがあります。
しかし、結果的には「退職代行サービスを使わない」こととし、そのおかげで退職せずに好条件で契約社員というポジションを得ることができました!
今回は、退職代行サービスを使わなかった理由と、その具体的な経緯について語りたいと思います!
目次
退職代行サービスとは?
まずは退職代行サービスがどのようなサービスか、ご説明します。
退職する際には、上司の承認・書類の受け渡し・仕事の引継ぎなど、会社とのさまざまなやりとりが必要となります。
退職代行サービスは、そのような退職にかかわる手続きのすべてを自分の代わりに行ってくれるサービスです。
「明日から仕事に行きたくないなぁ・・・」
という状況でも、退職代行サービスに電話を一本かけるだけで、その後の手続きを進めてくれて、自分は明日から会社に行かなくてもいい!といったことも可能です。
退職代行サービスを本当に使うべき?
このように、退職代行サービスは、どうしてもすぐに会社を辞めたい方にとっては、うってつけのサービスのように思われます。
しかし、退職代行サービスを使う前に一度立ち止まってみましょう。
退職代行サービスを使わずに直接交渉することで、お互いに満足がいく、思いがけない綺麗な結末となる可能性があります。
以上について、私のエピソードをお話していきます。
私の退職交渉
私は現在勤めているIT企業に正社員で入社し、わずか3ヶ月目で既に退職したいと考えていました。
この原因には、私のHSS型HSPと呼ばれる心理学上の体質が関係します。
私は任された仕事すべてに対し全力で取り組もうとして(HSSの部分)、あれもこれもやらなきゃ、といった不安が積み重なり、プレッシャーに耐えきれず(HSPの部分)、自律神経失調症となってしまいました。
それまでの私は、休みの日も関連技術を調べまくるぐらいに全力で仕事に取り組んでおり、仕事が楽しい!とも思っていました。
それが、ある日から一転して、仕事のことを考えるだけで体調が悪くなってしまうような、悪い精神状態になってしまいました…
退職代行サービスを使うかどうか迷った
正直、このときには既に会社にはもう行きたくないと感じていたので、退職代行サービスを使うかどうかを本気で悩んでいました。
ここで私は考えました。

自分が辞めたいと感じた原因は自分の精神状態にある。
そして、会社の方々とは、ほとんど仕事内容以外の話をしたことがないんだよなぁ。
自分から自分の気持ちを伝えることで、自分・会社の何がいけなかったのか、自分がどのようになれば満足なのかを整理して、自分と会社がお互いに納得できる退職になるかもしれない。
自分は過去2回転職していますが、「退職するならば、どうしても綺麗な形で退職したい」という信念は捨てられずにいました。
これもHSP気質の現れかもしれませんが、納得がいかない形で終わると、今後の人生にも、その過去を引きずってしまい、きっと人生うまくいかないだろうな、という予感がありました。
いざ退職交渉へ。
以上の予感は見事に的中しました。
上司に、「今どうして退職したいと考えているのか。退職した後どうしたいと考えているのか。」その私の考えを整理して伝えました。

私はこの仕事で成長し続けたいと思っていました。でも、最近では真面目になりすぎて、精神的なプレッシャーに耐えられなくなりました。恐らく正社員という働き方が自分に向いていないんだと思います。これからはどこかの派遣会社に登録して派遣社員として働きます。
すると、上司から、このような提案がありました。

退職したいと考える理由は、人一倍、責任が重いと感じてしまうからだということがよく分かった…
実は、私も君の身を案じていろいろ考えていたんだ。
その上で提案したいのだが、正社員じゃなくて契約社員として、責任と稼働時間を減らして働く、というのはどうだろうか?
今後の働き方をどうするか、選択はお任せするよ。

お、おぉ…!
それなら給料も保証されるし理想の働き方もできるし、
ありがたいお話です…!
正直、ここまで考えてくださっていたとは思わず、私の方も戸惑ってしまいました笑
上司の方がとてもお優しい方であり、私の退職の理由を聞いた上で、退職よりもいい選択を示してくださったのはとても嬉しく思います。
私の場合は少し特殊なのかもしれませんが、上司と面談したことで、思わぬ着地点を見つけられた、という一つの例と言えるのではないでしょうか。
退職代行サービスを使う方がいい場合・使わない方がいい場合
以上から、私の観点で、退職代行サービスを使う方がいい場合・使わない方がいい場合をまとめます。
退職代行サービスを使う方がいい場合
- 上司に退職を引き止められたくない。
- 上司が退職相談に応じてくれない。
- 上司と一切話をしたくないし、即日で退職したい。
退職代行サービスを使わない方がいい場合
- 退職するのにお金をかけたくない。
- 転職先が決まっていて、あとは淡々と上司に退職の連絡をするだけ。
- 退職を上司に話すのは怖いけど、お互いに納得することが大事だと考える。
この点は、上司に相談しやすいか、しづらいかなど、判断基準に個人差があるかと思います。
最終的には、自分の判断で退職サービスを利用するかどうかを決めましょう。
労働組合が提供する退職代行サービス
どうしても退職代行サービスを必要とされる方へ、おすすめの退職代行サービスをご紹介します。
退職代行ガーディアンは、労働者のために運営されている組織「合同労働組合」が提供する、簡単で確実に退職手続きを進めてくれるサービスです。
正社員・アルバイト・パート問わず一律29,800円、追加料金無しで利用できるため、退職代行の専門会社や弁護士にお願いするよりも、はるかに安い料金で利用できるところがポイントです。
転職先に不安がある方へ
退職をどうするかだけでなく、退職した後の転職先を見つけられるかが不安な方もいらっしゃるかもしれません。
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詳細が気になる方は過去記事をご参照ください!
おわりに
以上、私が退職代行サービスを使うかどうか悩んだ末、使わない選択肢をとったお話と、退職代行サービスを使うか使わないかを判断するポイントについてお話しました。
退職を検討するという、かなり精神的にも辛い状況の中で、さらに腹をくくって上司に相談することは非常に勇気がいることです。
そのような辛い状況だからこそ、自分がどうしてこのような考えに至ったのか、しっかりと自分に向き合い、後悔しない選択をすることが大事だと考えます。
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