本記事はこのような方へおすすめ
- 好きなことで生きていきたいけど、好きなことが見つからない
- 自分には、どんなことが向いているのか分からない
- 繊細・敏感な気質があり、何か新しいことに挑戦しても、不安や嫌なことがあると、すぐに辞めたくなってしまう
こんにちは。冒険好きな繊細気質のITエンジニア、あれすけです。
このブログでは、仕事が合わなくて生きづらさを感じている方へ向け、繊細ゆえに転職を繰り返してきた私の視点から、転職や心の悩み解決のヒントになる情報を発信しています。
皆さんは「好きなことで生きていく」、というフレーズをどこかで聞いたことがあると思います。
そう、2014年に、youtubeの広告で使われていたフレーズですね!
ヒカキンさん、はじめしゃちょーさんなど、人気youtuberの方々が楽しそうに動画を撮影・投稿し、お金を稼いでいる姿が、とても華やかに見えたはずです。
しかし、我々にとって、このような「好きなことで生きていく」はとても遠い存在に思われるはずです。
冒険好きだけど繊細・敏感に感じやすい気質、HSS型HSPの傾向がある私も、とりあえずいろいろなことに挑戦してみますが、成果が得られなかったり、不安や嫌な出来事があったりすることで、挫折に至ることが多いです。
実際に、「好きなことで生きていく」を達成するにはどのようなことが必要なのでしょうか?
今回は、幸田露伴「努力論」から、好きなことで生きていく上で大事な「努力」についてお伝えします。
目次
結論:正しい努力を身につけよう!
好きなことで生きていくことが難しい原因は、好きなことで「生きる」までに必要な「正しい努力」の過程でつまづきやすいことです。
努力の方向を探し続け、この「正しい努力」を身につけていきましょう!
この結論の背景について、以下の流れでお話していきます!
- 「努力論」ってどんな本?
- 二種類の努力を忘れないこと
- 好きなことにも努力が必要
- 自分の性格に合った志を持つこと
「努力論」ってどんな本?

www.amazon.co.jp/dp/B00H7O8KJK
努力論は、明治時代の作家、幸田露伴が、人生に対する心の持ち方をつづった自己啓発書です。
幸田露伴は『五重塔』『風流仏』といった代表作を20-30代で書き上げる才能を発揮するとともに、漢文や仏教に対する知識を持つなど、教養の深さが伺える人物でした。
そんな露伴先生から、当時の青年や若者などの人生に悩む人たちに向けて、どうすれば前向きに生きることができるのかといったアドバイスが述べられたのが本書になります。
明治時代の自己啓発書ですが、読んでみると、現代でも通用する考えだと感じます。
今回は、「超訳 努力論」をもとに、内容を解説していきます。
二種類の努力を忘れないこと
幸田露伴は、努力はよく見ると二種類ある、ということを伝えています。
それが直接の努力と間接の努力です。
直接の努力
直接の努力とは、さしあたっての当面の努力で、目の前のことに全力を尽くすことだ。
目の前にある課題を粛々とこなす努力は、皆さんも経験があることと思います。
ここは直接目に見え、大事だということがよく分かる部分かと思います。
間接の努力
間接の努力とは、将来に向けて準備を行う努力、基礎となる努力だ。
目標を達成したい場合、自分に必要な能力は何かを認識し、基礎力を身につけることが必要です。
例えば、ピアニストを目指す場合、ひたすらピアノを自己流で弾き続けるだけでは上達しません。
演奏自体を努力することはもちろんのこと、その一方で、表現力を高めるための演奏技法を知り、習得する努力も必要となります。
これが間接の努力です。
努力の方向を間違えないこと
自分では努力をしたつもりになっていても、それに見合った結果が得られないことはよくあります。
そのときに考えるべきなことは、「間接の努力」の方向性を間違えていないか、ということです。
「努力したつもりでも目標達成できない場合、直接の努力ではなく、間接の努力が足りないか、間違えていることが考えられる」というのが幸田露伴の考えです。
好きなことにも努力が必要
世界の各時代の優れた人物の成し遂げた業績について考えてみると、それは努力の結果のように見えることもあれば、自分が好きなことをした結果のように見えることもある。つまり、人の観察や解釈の仕方によってどのようにも受け取れるのだ。
ここに現れているように「好きなことをして生きていく」Youtuberには、必ず努力が含まれていて、それが、たまたま、「好きなことをしている」部分だけが我々に見えやすいのです。
「好きなことをして生きていく」中には、やりたくないこと、嫌なことも含まれています。
例えば、どんなに料理が好きでも、料理後の食器洗いなど、料理に苦痛を感じることもあると思います。
そのような負の感情に打ち勝って努力してこそ、「好きなことで生きていく」を達成できます。

いくら好きなことを続ける中でも、やりたくないことは必ず出てきます。そのときでも努力しようとする心構えは大事ですね!
自分の性格に合った志を持つこと
何かしらを極めよう、といった志を持つときにも、目指す分野は人それぞれです。
自分の性格がその分野に適したものであれば成功するだろうし、適していなければ、挫折することもあります。
努力しよう、と考える際には、その先の目指すものが自分の性格に合ったものであるかどうかが、非常に重要になってきます。
私が目指すYoutuber像
突然ですが、私は最近、Youtuberデビューを果たしました。
最近、動画編集の仕事を請け、その中でテクニックを学んでおり、この能力を応用してyoutubeの動画を1から作ってみようと考えたことがきっかけです。
ここで考えたことが、私のHSS型HSP気質が現れた性格を活かすと、どんなことを発信できるか?ということです。

メントスコーラみたいな出尽くしたネタはやりたくないし、カメラの前で話し続けるのも苦手だ…
そうだ、ホワイトボードアニメーションでブログの内容を表現してみよう!
そして、出来上がった動画は以下のようになりました。
このように、
- 話すことが苦手でも、台本を読めばいい
- 噛んでしまっても編集すればいい
- アニメーションで視覚的に訴えやすくする
といった感じで、私の性格・やり方に合ったyoutuberを目指すことを考えられるようになりました。

この分野に特化したyoutuberでも有名な方はいますが、それでもまだまだ参入余地があると考えています。加えて、自分の作品を作り、広告動画を作るスキルが手に入る、という自分へのメリットがあります!
私にとっての「性格に合った目標設定」「間接の努力」が、ここに現れていると感じます。
努力したいことが見つからない方へ
努力についてよく分かったけど、努力したい仕事が見つからない、という方へ、私が過去に経験した未経験からでも始めやすい仕事を紹介します。
私が考える、未経験から始めやすい仕事はズバリ、「ITエンジニア」です。
ここには、以下の3つの理由があります。
短期間の経験でも高収入を得やすい
ITエンジニアは専門的な内容でありながらも、未経験からでも始められるよう、入社後に十分な研修が備わっている企業が多いです。
そして、1年以上の経験者であれば、より良い条件の企業へ転職する、といったこともよくある業界です。

エンジニアは高収入を得やすい分、日々勉強する姿勢が大事になります。逆に言えば、勉強好きな方は、どんどんキャリアを上げて年収を増やしやすいポジションでもあります!
リモートワークで仕事をしやすい
最近では、新型コロナウィルス感染症の影響でリモートワークに移行する企業が増えてきました。
特に繊細・敏感なHSP気質を感じており、人混みの満員電車などが苦手な方の場合、リモートワークで仕事をしたいとお考えの方も多いことと思われます。
ITエンジニアは、比較的リモートワークを許可されているケースが多いことが特徴です。
そのため、リモートワークができるかどうかを職種選びの基準とする場合、ITエンジニアは選択肢としてオススメです。
始める職種の選択肢が多い
IT業界・web業界はキャリアスタートの選択肢が多いことが特徴です。
私の場合、プログラマーを目指していたところ、プログラミング学習に挫折し、インフラエンジニアからIT業界のキャリアをスタートしました。
その後、クラウドエンジニアにジョブチェンジした過去があります。
私の例のように、IT業界・web業界へ未経験からキャリアを始めるにあたり、まずはプログラマー・インフラエンジニアといった選択肢があります。
さらにWeb業界に特化する場合、デザイナーの選択肢もあります。
以上の職種を始める具体的な方法については、過去の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください!
まとめ
以上、HSS型HSPの私が実践する、好きなことで生きていくための努力について、以下の通り、お話しました。
- 目の前のことに取り組む「直接の努力」と、基礎力を身につける「間接の努力」。
- 好きなことにも、地道に、やりたくないこともやるという、努力が必要。
- 自分の性格に合った志を持ちましょう!
このお話が自分の生き方、努力の方向を考えるきっかけになれば幸いです。
「努力しろ!」と聞くと身構えてしまうところもあるかもしれません。
しかし、あらゆる分野の著名人の方々のように、ひたすら何年もやっていると、努力が当たり前になり、「好き」と「努力する」が一致する状態にもなります。
私は、この状態がまさに「生きがい」と感じるのではないかと思います。
生きやすい生き方をお伝えしている私にとって、このことはさらに深く考えていきたいテーマだと感じました。
険しい道であることには変わりませんが、「好きなことを生きていく」夢を持って、人生を楽しみましょう!
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