敏感・繊細な人間のあれすけです。このような気質はHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれていますが、私は普段の仕事の中でこの気質を感じているため、HSPの観点から仕事に役立つ情報を発信しています。
社会人として生活をしていると、「困っていることがあるけど、上司・同僚にどうやって相談しよう?」と、深く考えこんでしまうことはありませんか?
家族や友達であれば気兼ねなく相談できるのに会社の同僚や上司への相談だと戸惑ってしまうような状況ですね。
例えば、私はHSPという、人一倍繊細で人の気持ちを必要以上に考えてしまう傾向があります。
そんな私は、リモートワークをしていて、誰に何を聞けばいいのか分からない課題を抱えることがよくあります。
そのときは、「どうしようどうしよう…」と2時間ぐらい悩んだ末、結局、関係者と思われる人全員に持っている情報を全部伝えるということをしました。
その結果、「結局、何が言いたかったの?」と言われ、「自分って伝え方が下手だなぁ…」と、深く反省することを繰り返しています…
悩む人は悩むし、気にしない人は一生気にしない悩みかもしれません。
些細な悩みかもしれませんが、放置しておくと、これからの人生、苦しみ続けるなぁと思い、この記事で自分なりの対処法をお伝えしようと思いました。
このお話が、同じ悩みを抱える方の参考になれば幸いです。
私が考える繊細な方の伝え方の共通点
HSPで相手への伝え方に悩んでいる場合、どのような解決策が考えられるでしょう?
私の場合、うまく伝わっていないときのほとんどは、「何が言いたいの?」と言われることが多いことがポイントでした。
「かなり時間をかけてメール文面を作って、わかりやすいように伝えているはずなのに…」と、どこか腑に落ちないモヤモヤがあります。
ここで私が考える繊細な方の伝え方の共通点は、繊細であるが故に、相手への伝え漏れがないかを細かくチェックすることです。
つまり、「あれもこれも伝えないと、ちゃんと伝わらないかも…」と、相手に伝えたいものごとをめちゃくちゃ細分化しがちなのでは?と考えています。
相手にやってほしいことを一行目に書いてみよう
以上が繊細ゆえの「ちゃんと伝えているはずなのに伝わらない問題」の分析になります。それではどうすればHSPでも自信を持って相手に伝わりやすい伝え方を身に着けられるでしょう?
一つの解決策として、エンジニア的質問テクニックを身に着けるという方法があります。この方法では、「相手にやってほしいことを一行目に書く」ということを意識します。
日常生活だとあまり意識しないことなので、驚きかもしれませんが、かなり効果がある方法です。
自分のやったことを先に書いた場合
次の文章を見てみましょう。
レシピを見ながらカレーを作り始めて、今は材料を切っているところです。
レシピにじゃがいもが必要と書いてあったから、冷蔵庫でじゃがいもを探したのですが、見つからなくて、たぶん、この前買い物に行ったときに買い忘れたんじゃないかと思っています。
じゃがいもを買わなきゃいけないと思うので、手が空いている人はジャガイモを買ってきてほしいです。
この文章を見てどのように感じられるでしょうか?

カレーを作っていて、じゃがいもを探して、じゃがいもがなくて、・・・って何を伝えたいんだろう?
ちょっと今忙しいからまた後で!
「もしかして、じゃがいもを買ってきてほしいとお願いしたいのかな?」というのは伝わりますが、それを理解するためには文章を全部読む必要がありますよね。
一見伝わりづらい文章でも、エンジニア風の質問構成に作り替えることで、理解しやすい文面とすることができます。
先に、聞きたいことを示す場合
それでは、エンジニア職の質問構成で、以上の「じゃがいもを買ってきてほしい」とお願いする文章を作ってみましょう。
誰か、じゃがいもを買ってきてくれませんか?
カレーを作り始めたのですが、じゃがいもが見つからないので作ることができません。
レシピの5ページ目には、「じゃがいもを2個用意しましょう」と書いてあったため、どうしても必要です。
試しに冷蔵庫の中を探してみましたが、見つかりませんでした。
もしかしたら、探すよりもスーパーに買いに行く方が早いかもしれないと思い、お願いしました。
聞きたいこと、お願いしたいことを一行目に。
最初に聞きたいこと、お願いしたいことを伝えてみましょう。
相手も文章を全部読んだり、話を全部聞く時間があるとは限りませんので、最初にこの部分を伝えておくことで、相手も回答を用意しやすくなります。
例:じゃがいもを買ってきてくれませんか?

じゃがいもを買ってきてほしいのね!でもどうして?
どんな問題が起きているのか。
ここからは、質問内容を補完する文面となります。
絶対に必要!というわけではありませんが、どうして困っているのか?を伝えることで、相手が余計に回答を考える必要がなくなります。
例:カレーを作り始めたのですが、じゃがいもが見つからないので作ることができません。

なるほど。カレーを作るのに必要だから1個か2個ぐらい買えばOKね。もう作り始めてるし、すぐに必要なのかな。
ソースコード
ソースコードはエンジニアでない方には馴染みが薄いかもしれませんが、簡単に言うと、プログラミングの計算を実行させたい文字列、数列をソースコードと呼びます。その質問の発端となっている文章・数値などのデータであるため、質問を受けて詳しく調査したいとき、このソースコードが非常に重要になります。今回の場合、レシピに記載されている言葉をソースコードの代わりと見てもらえればと思います。
例:レシピの5ページ目には、「じゃがいもを2個用意しましょう」と書いてあったため、どうしても必要です。

レシピには、確かにじゃがいもが必要だと書いてあるね。
問題解決するために試したこと
ここで、問題解決のために自分がやったことを伝えましょう。
相手も自分と同じことをやってしまうと2度手間となりますからね。
例:試しに冷蔵庫の中を探してみましたが、見つかりませんでした。

もしかして冷蔵庫の中にあるんじゃないの?あ、もう探したんだね!
問題について自分なりに考えたこと
最後に、自分なりの解決方針を示してみましょう。その部分が相手と合っていれば解決のスピードが早くなりますし、もし間違っていれば、相手が別の方針を示しやすくなるでしょう。
例:もしかしたら、探すよりもスーパーに買いに行く方が早いかもしれないと思い、お願いしました。

確かに買いに行った方が早いね。じゃがいもを買ってくるよ!
話の組み立てが楽になる!
私は仕事中の質問や、日常生活における、お店や役所への質問の機会があるたびに、この「エンジニア風の質問構成」を意識することで、伝え方に対する自信が湧いてくるようになりました。
HSPであるがゆえに、人間関係でつまづくこともあると思いますが、自信を持ったコミュニケーションを身に着けることで、一つの解決の手がかりになるのではないでしょうか?
もし、この「エンジニア風の質問構成」を初めて知ったという方は、ぜひ今後の生活で実践していただけると幸いです!
エンジニアを目指してみませんか?
以上のように、私はエンジニアの仕事の中で、人生に役立つ対人関係スキルを身に着けるなどの成長がありました。
- ものごとを深く考えることが多い繊細さん
- みんなでワイワイ賑やかなノリは苦手だけど、協力して仕事することには抵抗がない方
- 新しいことを次々と勉強していくことに抵抗がない方
自分の職種に悩んでいて、上記に当てはまる方には、私は是非エンジニアという仕事をおすすめしたいです。
エンジニア職のメリット
私がエンジニアになって感じたメリットには、次のようなことが挙げられます。
- 高度な専門職のため、エンジニア経験年数1年でも年収450万を達成できる。
- 多くの場合、リモートワークで働くことができる。
- 将来、起業・フリーランスエンジニアといった、会社の枠にとらわれない働き方を実現できる。

私はエンジニア経験2年目でこれらを達成しました!
すぐに実現するには相応の努力が必要ですが、不可能ではないことを私の身をもって証明しています!
増えすぎるエンジニア志望者の間をくぐり抜けるには?
ここ数年では、プログラミングスクールに通い、プログラマーとしてエンジニアを目指す方が増えてきました。
IT業界は元々、求人数の多い業界ではありますが、新型コロナウィルス感染症の流行とともに、転職希望者が増え、それとは逆に求人を出す企業が減ったため、エンジニアになりたくてもなれない人が増えているのが現状です。
dodaの転職求人倍率レポート(データ)を見ると、2020年4月以降の求人数が一気に減っているのが見て取れます。
このように、業界問わず転職は依然として厳しい状況ですが、その中でも転職成功率を上げる方法として、IT業界の中でインフラエンジニアを目指すという方法をお伝えしたいです。
エンジニアカレッジで、無料でインフラエンジニアのスキルを手に入れる
私の職種、インフラエンジニアはプログラマーと違い、ネットワーク・サーバーを安定して動かすことを目的とした職種です。そのような地味で目立たない職種のためか、比較的IT業界の中では目指す人が少ない上に、経験年数が浅い人向けの求人数も多いため、未経験から始めやすい職種となっています。
そして、インフラエンジニアを目指す上で活用したい無料のエンジニアスクールがエンジニアカレッジです。
IT業界未経験で目指すのは難しいと思われるかもしれませんが、エンジニアカレッジでは、無料で、未経験から数ヶ月の学習でITの現場に配属されることを目的とした、充実した学習コンテンツが用意されています。
就職率は96.2%を誇り、無料とは思えない研修と就職支援の充実ぶりが人気のサービスとなっています。
エンジニア職に興味が湧いてきた方は、是非ご検討ください!
おわりに
以上、「人に質問することが苦手」な繊細さんが、どのようにすれば質問しやすくなるかというテーマで、HSPの私がエンジニア流の質問構成をお話しました。
社会人経験がまだ浅い、会話が苦手など、様々な理由で、同じ悩みをお持ちの方は多くいらっしゃると思いますので、是非参考にしていただければ幸いです。
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